ボーナス頼りの貯蓄は危険である理由
ボーナスなにそれおいしいの?
人生で一度もボーナスをもらったことが無い、所長です。
ボーナスとはなにか
ボーナスとはなにかご存知でしょうか?
給与以外に夏季や年末などに会社から支払われる一時金・賞与・特別手当のことです。
ボーナスは業績や景気に影響される
ボーナスの金額は個人の功績だけでなく、会社の業績にも左右されるのが大きな特徴です。
リーマンショック以降のボーナス支給額は減少傾向でしたが、アベノミクスが始まってから上昇に転じました。
ただし、恩恵を受けているのは一部の大手企業が中心です。
給与と違い、業績や個々の頑張り次第で変動するのがボーナスです。
ボーナスは法的に払わないといけないお金では無い
ボーナスについて勘違いしている方も多いかもしれません。
労働基準法などで「ボーナスを支払わなければならない」と定められているわけではありません。
業績や個々の評価によってボーナスを支給するかは、企業側がコントロールすることができます。
前年まではボーナスが支給されていたが、今年からはボーナス無しというのも法的には問題がありません。
同じ年収でもボーナスの有無で全然違う
労働基準法では企業側が労働者に対してボーナスを支給する必要は必ずしもありません。
採用されるときは、基本給がいくらでボーナスは月給の○ヶ月分と契約で採用されていると思います。
しかし、ボーナスを支払うか、金額はどうするかは、会社側が自由に決められてしまうのです。
どの企業も「営利企業」であるため、業績不振や景気後退などの事が起これば無い袖は振れないということです。
例えば何とかショックなどが起きて業績不振になった場合、採用時のボーナス○ヶ月分などの契約は守られないというのは当然のようにあります。
例えば同じ年収400万円の人がいます。
Aさんはボーナス無しで給与のみで月収333,333円で約400万円
Bさんは月収250,000円+ボーナス100万円で約400万円
このAさんとBさんは企業側にとって年収を下げやすいでしょうか?
そうです、Bさんですね。
業績不振や何とかショックなどの場合はボーナスを減額、またはカットしたらいいのですから。
ボーナスというのは簡単に労働者の年収が下げられる仕組みのため、企業側としては保険のようなものです。
このように同じ年収400万円でも、ボーナスありきの年収400万円とボーナス無しで年収400万円では全く価値が違うのです。
ボーナスは無いものと考え強靭な家計を築く
ここまでの話で、ボーナスというのは給与と比べたら金額が不安定な存在であることがわかったと思います。
ボーナスありきの生活は今すぐやめるべき
ボーナスというのはいつなくなるかわかりません。
そのため、ボーナスありきの生活は今すぐ改善すべきです。
例えば住宅ローンやオートローンなどでボーナス払いをしていたとしましょう。
そして今年からボーナス無しですと言われたらどうしますか?
ボーナスをあてにしていたら、ボーナス無しと言われた瞬間に破綻決定です。
ボーナスありきの生活をしている方は今すぐ家計を見直しましょう。
ボーナス貯金は家計破綻と紙一重
ボーナスというのは、業績や景気、個々の評価などで変動します。
今年のボーナス総額が100万円だった場合、来年もボーナス総額100万円である保証は何処にもありません。
このためボーナスだけで貯金していくのは非常に危険です。
例えばボーナスが減額になったり無くなったりした場合、景気は悪くなっていないでしょうか?
業績は悪くなっていないでしょうか?
自分の評価が落ちていることは無いでしょうか?
このような事が起こった場合、給与自体も減らされてしまう可能性だってあるのです。
給与のみの生活はカツカツでボーナスで貯金すればいいや、という考えは捨ててください。
給与の中からも少しでも貯蓄し、ボーナスはあったらいいな、貰えたらありがたい程度に考えておくほうがいいです。
まとめ
- 労働基準法では必ずしもボーナスを支払う義務は無い
- 企業側は労働者のボーナスを簡単に減額、カットすることができる
- ボーナスありきの生活は家計破綻と紙一重
- ローンのボーナス頼りのボーナス支払いはローン破産一直線
- ボーナスは貰えたらラッキーくらいに考えておく
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