都道府県民共済を解約しましたが、コスパ最強です
かんぽ生命の「終身保険」が解約損のところまで払込が終わっているので、都道府県民共済を解約した所長です。
都道府県民共済は得なのか
都道府県民共済って本当にお得なのか、という根本的な部分を考えました。
私が加入していた都道府県民共済のプラン
私が加入していた都道府県民共済のプランは、18歳〜65歳までの「総合保障1型+入院保障1型」のプランで、月額3,000円でした。

加入している別の保険と比較してみる
私は別の保険で、かんぽ生命の「終身保険」に加入しています。
このかんぽ生命の保険には「災害特約」と「無配当疾病傷害入院特約」がついています。
かんぽ生命の保険は掛け捨てではなく、積立の保険です。
かんぽ生命の保証内容は、私が2013年に契約した内容になるため、現在は異なっている可能性があります。
保証内容の比較では以下の通り。
保証内容 | 都道府県民共済 総合保障2型+医療1型特約 | かんぽ生命 終身保険 (災害特約+無配当疾病傷害入院特約) |
---|---|---|
入院日額-事故 | 5,000円 | 6000円 |
入院日額-病気 | 4,500円 | 6000円 |
通院-事故 | 1,500円 | – |
入院一時金 | 2万円 | – |
長期入院一時金(120日) | – | 12万円 |
手術 | 5, 10, 20万円 | 入院日額の5倍、10倍、20倍又は40倍 |
先進医療 | 1〜150万円 | – |
在宅療養 | 4万円(入院20以上で退院) | – |
後遺症1級-交通事故 | 660万円 | 400万円 |
後遺症1級-事故 | 400万円 | 400万円 |
後遺症-疾病 | 100万円 | 400万円 |
死亡-交通事故 | 1,000万円 | 1,200万円+配当 |
死亡-事故 | 800万円 | 1,200万円+配当 |
死亡-疾病 | 400万円 | 800万円+配当 |
これを比較した感想としては、積立保険で加入している保証内容で十分すぎるほど保証されます。
ただ、都道府県民共済は通院と入院一時金が頂けるので、怪我をされやすい職業の方とかはあると嬉しい保証かもしれませんね。
私はITエンジニアなので、身体的な怪我をすることは無い職業なのでこれは必要ありません。
心の怪我も保証対象にしてください、お願いします。
実質月額保険料を比べてみる
ここからは、満期償還時の金額などから実質の保険料を計算してみます。
かんぽ生命の掛け金は、私が契約した時の条件での保険料です(2013年)
かんぽ生命の「終身保険」の利回りは、現時点の払込済み保険料総額と累計配当金額から算出しています。
条件は以下の通り
- 保険期間は25歳〜80歳までの55年間
- 都道府県民共済の「総合保障2型+医療1型特約」は月額3,000円で64歳まで
- 都道府県民共済の「総合保障2型+医療1型特約」の割戻率は36.2%(2020年度時)
- 都道府県民共済の65歳以降は「熟年4型」で月額4,000円
- 都道府県民共済の65歳以降は「熟年4型」の割戻率は29.13%(2020年度時)
- かんぽ生命の「終身保険」の利回りは0.361%で計算
- かんぽ生命の「終身保険」の掛け金総額は5,664,000円
かんぽ生命 「終身保険」 55年間 | 都道府県民共済 55年間合計 | 都道府県民共済 「総合保障2型+医療1型特約(64歳まで)」 40年 | 都道府県民共済 「熟年4型(65歳〜80歳)」 15年 | |
---|---|---|---|---|
掛け金総額 | 5,664,000円 | 2,160,000円 | 1,440,000円 | 720,000円 |
償還+配当・割戻金 | 4,020,000円 | 731,016円 | 521,280円 | 209,736円 |
実質保険料 | 1,644,000円 | 1,428,984円 | 918,720円 | 510,264円 |
実質月額保険料 | 2,490.91円 | 2165.13円 | 1,914円 | 2,834.80円 |
入院、手術、死亡の保証が「かんぽ生命」は手厚いため、実質月額保険料は2,490円と一番高いという結果になりました。
しかし、都道府県民共済は営利企業ではないため、保証内容の割にかなり格安の保険ということになりますね。
比較してみると、都道府県民共済の安さには驚かされます。
貯蓄型保険は400万円近く資金拘束が発生し、利回りもめちゃくちゃ悪い金融商品です。
妻子がいる人は、病気・事故での死亡保証がかなり手厚いため、万が一自分が死んだ場合に備えるには、貯蓄型終身保険は理にかなっています。
また、終身保証なので、払込期間が終わったあとも、死ぬまで保証が続くのはメリットです。
しかし、生涯独身であれば、都道府県民共済で十分です。
掛け捨てなので、余分な資金拘束もありません。
NISAやiDeCoなど非課税で自分で資産運用したほうが、貯蓄型保険より遥かに優れています。
私は解約するより、払込を終えたほうが得な状態なので、解約の予定はありません。
社会に出たばかりの若い方、会社で勧められる保険や、家族が勧める保険は入ってはいけません。
保険に入るなら、「都道府県民共済」一択です。
25歳で結婚していて、子供もいて、という方以外には、貯蓄型保険はオススメできません。
あと、会社のオフィスに我が物顔でズカズカ入ってくる保険屋のBBAは、さっさとクタバリやがってください。
都道府県民共済は得
都道府県民共済は、民間企業の保険と比べて、圧倒的にお得です。
現在の都道府県民共済の割戻率は36.2%ですが、医療技術の発展とともに割戻率は増えていくものと予想しています。
医療技術の発展とともに、実質保険料がどんどん安くなっていく可能性は大いにあると思います。
また、現在の都道府県民共済は85歳までですが、さらなる長寿化によって保証期間が伸びることは大いにあると思います。
貯蓄型保険に加入するくらいなら、NISAやiDeCoを利用して、自分自身で積立て貯蓄していきましょう。
保険屋のBBAにあーだこーだ言われて惑わされてはいけません。
保険屋のBBA達は、何もわからない若者をカモとしか見えておらず、財布を狙ってきます。
あの人達は、自身の売上成績しか気にしていません。
悪魔に魂を売ってしまった、元人間みたいな人たちです。
まとめ
- 営利目的ではない、都道府県民共済は神制度
- 割戻率が増える可能性は大いにあり、保証期間が伸びることも大いにあると考えられる
- 貯蓄型保険で資金拘束されるくらいなら、NISAやiDeCoを使って蓄財したほうが、圧倒的にお得
- 保険屋のBBAは悪魔
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