楽天証券積立NISAのらくらくパッケージは良い組み合わせなのか?(堅実派編)
証券会社からオススメされる金融商品には、罠があると思っている所長です。
今回は、楽天証券積立NISAのらくらくパッケージの「堅実派」で紹介されている投資信託について考察してみます。

「積極派編」はこちら。
「バランスファンド編」はこちら。
らくらくパッケージ「堅実派」
らくらくパッケージの堅実派でオススメされている投資信託は以下の通りです。
- DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)
- iFree 日経225インデックス
- iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)
各投資信託の特徴は以下の通りです。
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)
「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」は、8割が債券で構成された投資信託です。
基準ポートフォリオは以下のとおりです。

「国内株式インデックス」は、TOPIX(配当込み)に連動しているようです。
「国内債券パッシブ」は、「NOMURA-BPI総合」に連動しているようです。
「NOMURA-BPI総合」の構成銘柄の詳細は公開されていませんが、「総合、国債、地方債、政保債、金融債、事業債、円建外債、MBS、ABS」へ投資されているようです。
「外国株式インデックス」は、「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動しているようです。
「外国債券インデックス」は、「FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)」に連動しているようです。
iFree 日経225インデックス
「iFree 日経225インデックス」は、名前の通り日経平均株価(日経225)に連動しています。
iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)
「iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」は、「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動しているようです。
「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」の「外国株式インデックス」と同じところに投資をしています。
らくらくパッケージ「堅実派」全体の考察
「堅実派」と言う名に恥じない、守りに特化した構成だと感じました。
ただ、「iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」は信託報酬が0.2%を超えているため、信託報酬が割高だと感じます。
また、この構成だと国内外の不動産へ投資されません。
日本株が好きで、不動産へは投資したくない人、には良い組み合わせだとは思います。
ただ、「iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」の代わりに「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」のほうが信託報酬が安く良いと思います。
不動産も追加したい人は、「iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」と「iFree 日経225インデックス」の代わりに「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を選択するのが、信託報酬も安くて良いと思われます。
積立NISAには不動産だけの投資信託はありません。
まとめ
「堅実派」の名に恥じない、守りを意識した構成になっている。
「iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」は信託報酬が高いので、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」のほうが良い。
不動産を含めたいなら、「iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」と「iFree 日経225インデックス」の代わりに「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を買うのが良い。
所長からは以上です。
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