楽天証券積立NISAのらくらくパッケージは良い組み合わせなのか?(積極派編)

2020年12月19日投資信託

証券会社からオススメされる金融商品には、罠があると思っている所長です。

今回は、楽天証券積立NISAのらくらくパッケージの「積極派」で紹介されている投資信託について考察してみます。

「堅実派編」はこちら。

「バランスファンド編」はこちら。

らくらくパッケージ「積極派」

らくらくパッケージの積極派でオススメされている投資信託は以下の通りです。

  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド
  • eMAXISSlim先進国株式インデックス
  • eMAXISSlim新興国株式インデックス

各投資信託の特徴は以下の通りです。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を投資対象としている投資信託です。

<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド

「<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド」は、「JPX日経400」に連動しています。

東証一部、二部、マザーズまたはJASDAQに上場する銘柄から、3年平均ROE(株主資本利益率)・3年累積営業利益・時価総額(選定基準日時点)を考慮して選定され、スコアが高い上位400社が選定されているようです。

選定に政治の匂いを感じるのは、私だけでしょうか?

eMAXISSlim先進国株式インデックス

「eMAXISSlim先進国株式インデックス」は、「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動しているようです。

投資対象の7割が米国株式です。

eMAXISSlim先進国株式インデックス 目論見書より

eMAXISSlim新興国株式インデックス

「eMAXISSlim新興国株式インデックス」は、「(MSCIエマージング・ マーケット・インデックス (配当込み、円換算ベース)」に連動しているようです。

投資対象の4割が中国株式です。

eMAXISSlim新興国株式インデックス 目論見書より

以下の8資産均等型投資信託の新興国株式部分と同じ指標を採用しています。

  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • たわらノーロードバランス(8資産均等型)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)

らくらくパッケージ「積極派」全体の考察

「積極派」という名の通り、全てが株式で構成されています。

債券が入っていないあたり、積極投資というところでしょうか。

ただ、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」が0.212%と「<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド」が0.2145%と、信託報酬が0.2%を超えており割高な感じがしています。

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」へそのまま投資しているだけなのに信託報酬が高いです。

「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」と同じ指標を採用する「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の方が0.1102%と信託報酬が安く良いのではないかと思います。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド」は、3年平均ROE(株主資本利益率)・3年累積営業利益・時価総額(選定基準日時点)の高い順に400社を選定しています。

このため、優良銘柄に後から投資することになりがちです。

TOPIXとJPX日経400を比較すると、基本的にTOPIXとJPX日経400は同調していますが、TOPIXのほうがパフォーマンスが良いことが多いのが目立ちます。

個人的には、信託報酬も安い「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」や「eMAXISSlim国内株式(TOPIX)」のほうが良いのではないかと思います。

「eMAXISSlim先進国株式インデックス」は米国株が7割を締めており、中型株・小型株が投資対象外になります。

正直「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」や「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」を買っていくのであれば、「eMAXISSlim先進国株式インデックス」を買う必要性を感じません。

よって、「eMAXISSlim先進国株式インデックス」は不要では?と感じます。

「eMAXISSlim新興国株式インデックス」は、4割が中国株が締めており、中国株を中心に割合を増やしたい場合、こちらは有用だとおもいます。

不動産も積立NISAで投資したい場合は、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」などの8資産均等型投資信託を追加するしかありません。

まとめ

「積極派」の名の通り、米国・中国・日本を中心とした「株式」のみで構成されています。

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は信託報酬が高いので、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」のほうが良い

「JPX日経400」は信託報酬が高くパフォーマンスも微妙なので、「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」や「eMAXISSlim国内株式(TOPIX)」のほうが良い

所長からは以上です。

投資信託

Posted by 所長